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地域に発生する植物材料を有効活用し、これを現場でのり面緑化の生育基盤に再生する手法をすすめています。材料・運搬コストを縮減し、 破砕した植物発生材を用いますが、阻害する微生物の増殖をおさえ、発酵をスムーズに働く活性酵素の添加により理想的な生育基盤の製造と吹付システムです。

誘導工の利点

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    伐採・抜根によって発生する植物発生材をその場または近隣の施工場所で破砕するため破砕費用が主体です。
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    養水分の吸着、保水性に優れた添加剤「はえるちゃん」を混合するため、生チップを使用することによる腐敗を回避できます。
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    造成基盤の表面は繊維の絡みとともに基盤構造に一定の空隙が確保されています。固相率は35~40%であり透水性も良好です。また、冬期施工では断熱効果が得られるため凍上の害が回避されます。さらに、 添加剤「はえるちゃん」の保水力も期待でき土壌の酸素不足による根ぐされも回避されます。耐侵食性は、吹付直後から発揮されます。
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    耐侵食性に優れ無播種で3年間放置しても降雨による侵食土砂量がゼロです。即ち、ネット耐久効果が強く作用しています。また、堆肥類吹付のように、基盤の 収縮による剥離や乾燥害は見られないことが判明しました。
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    通常の緑化工法に比べて早期の緑化被覆は期待できないが、約一年経過時点では通常の植生基材吹付工と同様の植被率が得られるとともに、それ以上の多様性に富む植物群落が得られることがわかりました。自然度の高い潜在表土 埋土種子や自生種の種子を混合して吹付けることにより、さらに多様性のある植物群落が成立します。
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    施工機械プラントがこれまでの植生基材吹付プラントにほぼ類似しており、一貫した連続吹付方式でのり面全体を処理します。
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    堆肥化した材料では肥沃度が確保されています。しかし、養分吸収力の高い植物にいち早く吸収され、成長速度の遅い植物にとっては不利な環境となります。しかし当工法は、成長速度の遅い植物に有利となります。
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    破砕材の腐植物解度に差異が認められますが、植生がランダムでかつ集合した分布となり、初期生育段階より3次元的な植生構造となります。
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    堆肥・マルチ等の多目的活用が可能であり、農業や森林資湶の活用に伴う地域の雇用促進が図れます。

■生育基盤厚さの選定フロー

生育基盤厚さの選定フロー

■施工フロー

植物誘導吹付工施工フロー

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